「素直な子の方が伸びやすい」これって本当に大事なことで、自分の考え方やり方をなにかのきっかけで
変えることができる人というのは、音楽関係なく、どのジャンルでも必要なことですよね。
素直=優しいのイメージなので、世間の人に良い印象も与え、さらに人は良い人には手を貸しやすいとか、
応援してくれる。その結果チャンスが巡ってきやすい。
これは年を追うごとに本当に実感するところで、生徒を見ていてもそうですし、
実際私もそのおかげで様々な大きなお仕事をいただく欠かせない要素になりました。
もう一ついいことが
わたしのなけなしの自慢できることの1個に、「先生の言ったことがすぐできる」
これは楽器関係なくいろいろな場面でよく言っていただく言葉です。
もちろんその後復習練習しなければなーーんの意味もないのですが笑
吸収力が良いのは素直な人の特権かもしれません。
ただ素直な子を育てるって教育上やり方に正解はないように思えます。
私は親の気質は実際関係ないと思います。ある程度矯正はできますが、本当に環境や出会う人によって
その子にどんな影響があるかによるかなと。
良いきっかけにあった時にそれを受け止めることができる体制や考え方が追いついていなければ
結局辛いことを経験しただけになったり😵いいことだったら、良かった!ラッキー!で終わるだけ笑
たまたまぼーーーっとした子だった私は、しつけにスーパー厳しい母のもとで育ったから
「逆らう」という単語を知らなかっただけの気もします笑 妹は素直な方ではないですし。。。
長女という意識が強かったか(母に強くさせられた)ことも大きな要素かなと??
一番重要なこと
“素直な子=良い子ではない”
子供は本来みんな素直です。やりたくないことをやらないと決めて曲げない子は悪い子ではなく、
頑固なだけです。大人が思い通りにいかないから困ったちゃんと決めているだけですね^^;
素直な子も大人にとって都合が良いだけ笑
むしろ自分の意見があってそれを声に出せることはすごいことです。わたしはむしろそれができなくて難しい。。
普段おとなのいうことは聞かない子でも、なんでも興味があってやる子は素直じゃなくてもチャンスは巡ってきやすいです。
逆にいったらそういう子は集中しやすい子であったりとか、自分で学び取ろうという意識が強いので、
その瞬間はアドバイスや知識を素直に聞きます。つまり素直な子なのです。
つまり結局なにが言いたいかというと、
「素直な子は勝手に学び取る力(それが上手にできるかどうかは関係無く)があり、特に大人が何か言うことはない」
サポートが必要な子というのは、「何かにトライすることが苦手な子、難しいことを拒否する子」は
とにかく何でもやらせる習慣をつけるか、親が何かしらの声掛けが必要です。
また、「小さいから嫌がることは嫌いになられたら困るからやらなくてもいいだろう」
という考え方は正解であり、不正解だと講師の立場だと強く思うところです。
最初はそれでも良いのですが、何かを始めるともう一段階上にいくには絶対にハードルが上がるということです。
その時に親が気持ちに負けずにやらせることが後々大きく他の子と差がつくところですね。
正直言って未就学児〜小学校2年生くらいまでは、講師側だけではどうにもならない事は多々あります。
日々の練習だったり、やりたがらないことをやらせるのは「しなければいけないから嫌でもしょうがなくやれる年齢」
までは親御さんの責任だとはっきり言っておきます。
もちろん楽しいレッスンや、音楽や楽器がイヤにならないような声掛けややり方は講師の力量ですが、
自分から練習を進んでやったり、勝手に上手になる子は相当マレな子です笑
怒りながら練習をさせる必要は全くないですが、ある程度練習すれば嫌でも上達します。
(一日10分でも楽器を触ることは3ヶ月でも頑張ればある程度習慣になって嫌レベルも多少は下がります笑)
ちょっとでも上達することによってレッスンでほめられたり、他の方から褒められるとその子の自信につながることは絶対です。
勉強も楽器もゲームと同じです。「経験値がたまらなければレベルアップしません。」
脳科学でも「小さな成功体験の積み重ねは脳を育てる」そうです。
3年生くらいになるまで親御さんにはぜひ頑張って欲しいなと思います😊😊
★結論☆
伸びる子は素直だろうが頑固だろうが何にでもトライできる子!
【ちょっと余談♪】
どうして3年生かって?それは3年生くらいになるとだんだん理屈じゃないと
理解できなくなってくるからです。発達心理学でもこの頃から性の違いを意識したりと
変わってくるそうです。
ちなみに13歳からは逆に理屈じゃないと覚えられなくなるので笑
英語や音楽は小さいうちからがいいのは“自然に覚えられる=楽(本人が楽しく知らないうちに身につく)”
からだそうです(^^)
特に絶対音感は5歳までがギリギリらしいですよ。
※絶対音感は日本でのみ良いとされています。海外では相対音感が必要。これ雑にいうとピアノ以外はホント相対音感ないとダメで、
絶対音感が邪魔になったりします。この話は日本では割とタブーな話なので聞きたい方は体験レッスンでお願いします笑
英語だとわかりやすいでしょうか?
大人になってからの英語の発音て海外の方の日本語と同じで、違和感がありますよね😅
ということで、クラシックのプロになりたいという気持ちが出てきたときになれるかどうかは3年生くらいまでがぎりぎりです。。。
私の周りを見ていてもそれは正しく感じます。。
ということで、これをご覧になられている方はぜひ幼児期から何かしらの教育をスタートをオススメします。運動もふくめて。